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余った保冷剤は再利用して水まわり掃除に!その他利用法も詳しく解説

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アイスやケーキを買うとついてくる保冷剤。いつか使うかもとため込み冷凍庫が保冷剤でいっぱいになっていませんか?

実は保冷剤はモノを冷やす以外にもさまざまな再利用法があります。

そこでこの記事では保冷剤を再利用した水まわりの掃除方法と、その他の再利用法について詳しくお話します。

保冷剤が水まわりの掃除に向いている理由

落ちにくい水まわりのよごれといえばシンクやお風呂の蛇口。こすっただけではなかなかよごれが落ちません。これは目には見えない表面の小さなキズに、よごれが入り込んでいるからです。

保冷剤の中身はジェル状で表面はデコボコしています。デコボコしているため小さなキズをキャッチしやすく、中のよごれもうまくかき出せます。だから保冷剤は落ちにくい水まわりのよごれ落としに向いているんです。

保冷剤の成分

保冷剤は水と高吸収性ポリマーでできています。成分の90%以上は水で、高吸収性ポリマーを加えてジェル状にしています。

高吸収性ポリマーの特徴

高吸収性ポリマーには次のような特徴があります。

・水分を吸収する
自重(じじゅう)の100倍〜1,000倍の水分を吸水します。紙おむつはこの性質を利用しています。

・温度を一定に保つ
高吸収性ポリマーは水と結びつくとジェル状になります。ジェルには温度を一定に保つはたらきがあります。保冷剤はこの特性を利用したものです。

自重(じじゅう)とは自らの重さのこと

保冷剤を使った掃除法

保冷剤はジェル状で表面がデコボコしています。ジェル状のためよごれを取り込みやすく掃除にはうってつけの素材です。

また保冷剤は無臭なため、洗剤の香りが苦手だというひとにも向いています。

水まわりの掃除

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シンク、お風呂(鏡の水垢、蛇口)などの水まわりの掃除には、解凍した保冷剤と不用な布を使います。

<用意するもの>
・解凍した保冷剤
・いらない布2枚

<掃除方法>
・いらない布に保冷剤の中身を適量出す
・シンクや蛇口などを磨く
・もう一枚の布で保冷剤をふき取る

掃除をしたあとの保冷剤は水で流さないようにしましょう。水で流すと保冷剤が水を吸って排水管が詰まるかもしれません。必ず布などでふき取るようにしてください。

その他の掃除

保冷剤は水まわりのよごれ落としに活躍しますが、窓・サッシなどの掃除にも利用できます。特にサッシは水で洗い流さなくてもすむので水道代の節約になります。

なお窓、サッシの掃除は水まわりと同じ方法で行ってください。

掃除以外の再利用法

保冷剤には掃除以外にも高吸収性ポリマーの特徴を生かした、さまざまな再利用法があります。

日用品

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保冷剤は日用品としても活用できます。

・芳香剤

空きビンなどに保冷剤を入れ、好みのアロマオイルを2~3滴いれて混ぜれば、オリジナルの芳香剤が完成します。絵の具で着色したり、ビー玉や貝殻などで飾ればすてきなインテリアになります。

夏休みの自由研究としてもおすすめです。

・消臭剤

消臭成分が配合されている保冷剤は消臭剤として再利用できます。高吸水性ポリマーのみでは消臭剤として使えないので注意しましょう。

空きビンなどに保冷剤を入れるだけで消臭剤が完成します。トイレや靴箱などニオイの気になるところにおきましょう。トイレには消臭効果のある、ユーカリやペパーミントなどのアロマオイルを加えるといいかもしれません。

・虫除け

アロマオイルを虫の嫌う香りにすれば虫除けとしても使えます。

<虫の嫌う香り>
レモンユーカリ、ゼラニウム、レモングラス、シロトネラ、ハッカ油など

・植物の保水剤

保冷剤はカーデニングで使われる保水剤の代わりとしても使えます。保水剤は水やりの回数を減らせる便利グッズです。土に混ぜておけば必要な水分は与えますが、余分な水分は吸い取ってくれます。

実は保水剤の主な成分は高吸水性ポリマーなので、保冷剤のジェルを土にかけておけば保水剤の代わりになります。ジェルから徐々に水が溶け出すため2~3日は水やりしなくても大丈夫です。旅行のときになどに利用すると便利です。

またフラワーアレンジメントの際のオアシス(お花の吸水スポンジ)代わりとしても使えます。

美容

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保冷剤は日用品の他、美容アイテムとしても利用できます。

・アイケア

保冷剤はアイケアにも使えます。40℃ぐらいのお湯に2~3分ほどいれて温め、タオルなどで巻けばアイマスクが完成します。目の周りの血行がよくなり眼精疲労の改善に役立ちます。

またアイマスクは冬にはカイロ代わりにもなります。

・毛穴の引き締め

保冷剤は毛穴の引き締めにも役立ちます。冷やした保冷剤をタオルなどで包み、洗顔後の気になるところにあてましょう。冷やすことで毛穴がキュッと引き締まります。

ただ冷やしすぎには注意しましょう。血行不良の原因になります。

冷やす

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本来の冷やす目的にも利用できます。

・プチ冷蔵庫

保冷バックに保冷剤を入れれば、ちょっとした冷蔵庫代わりになります。夏場はお弁当の傷みが気になるもの。でも保冷剤をフタなどにセットしておけば、温度が上がらないので美味しい状態が保てます。

・氷の代わり

食材を冷やすときの氷がわりとしても使えます。夏場は出番の多い氷ですが、保冷剤で代用すればストック不足も解消されるのではないでしょうか?また氷の使いすぎも防げるため経済的です。

・熱中症対策

夏の暑い時期の熱中症対策にも役立ちます。凍らせた保冷剤をタオルに巻いて首にかければ、アウトドアやスポーツ観戦のときの熱中症対策グッズになります。

・簡易クーラー

扇風機の全面に保冷剤を貼れば簡易クーラーになります。クーラーの風が苦手なひとにはオススメです。

寄付

保冷剤は寄付することもできます。海外支援物資として主に暑い地域や発展途上国で利用されています。食材を冷やすだけでなく、医療現場では薬剤の保管や患部を冷やすことにも使われます。

再利用するときに注意すること

保冷剤は成分の大部分が水のため無害ですが、再利用する際には次のことに注意しましょう。

・古い保冷剤は使わない

現在の保冷剤は高吸水性ポリマーが使われいるものがほとんどですが、以前はエチレングリコールが使われていた時期もありました。エチレングリコールは毒性は低いですが、体内に入ると中毒症状をおこすこともあります。

冷凍庫で固まらないものは古い保冷剤である可能性が高いです。古いものや「有害」と書かれたものは再利用しないようにしましょう。

・ペットや子供の誤飲に注意

高吸水性ポリマーは水分を吸収する性質があるため体内に入ると危険です。特に芳香剤や消臭剤は、ペットやお子さんが誤飲することのないよう、手の届かない場所に置くなど注意しましょう。

・繰り返し使わない

高吸水性ポリマーは水を加えると復活しますが、何度も繰り返し使うとカビが生えるおそれがあります。一度再利用したものは処分するようにしましょう。

・処分方法

保冷剤は多くの自治体では燃えるゴミとして扱われます。ただ一部地域では不燃ごみや、その他のごみとして処分するところもあります。お住まいの地域のルールを確認のうえ処分するようにしましょう。

また保冷剤の中身は水で流さないようにしましょう。高吸水性ポリマーが水を吸って排水管が詰まる原因になります。必ず布などでふき取るようにしてください。

余った保冷剤再利用法のまとめ

冷凍庫が保冷剤でいっぱいになっているなら積極的に再利用しましょう。おすすめは水まわり掃除。いままでこすってもなかなか落ちなかった、シンクのよごれ落としにはとくにおすすめです。

また保冷剤は掃除以外にもさまざまな再利用法があります。この記事を参考に、ぜひこの機会にうまく活用してみてください。