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自動製氷機にミネラルウォーターを使うと氷にカビがはえるわけ

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冷蔵庫の自動製氷機は、いつでも好きなときに氷が利用できて便利ですよね。ただ製氷機にミネラルウォーターや浄水器の水を使っていませんか?もしそうなら、これからは水道水を使いましょう。

この記事では、なぜ製氷機に水道水が適しているのかその理由をくわしくお話します。

ミネラルウォーターを使うと氷にカビがはえる?

ミネラルウォーターで作った氷にカビがはえるのは、ミネラルウォーターには塩素が含まれていないからです。

冷蔵庫の中は思ったよりも汚れていて菌の繁殖しやすい環境。だから殺菌成分の含まれていないミネラルウォーターで作った氷は、傷みやすくカビがはえやすいんですよね。

氷にカビが発生する理由

冷蔵庫内はいつも低い温度に保たれています。なので本来ならカビのはえづらい環境なんです。ただ食べ物の出し入れなどで、冷蔵庫の開け閉めの回数が増えると、庫内の温度が上がりカビがはえやすくなります。

また食べ物についている雑菌やよごれはカビの栄養源になるし、庫外との温度差が大きい夏は庫内に結露がつきやすい。結露がつくと庫内の湿度があがりカビが増えます。

このように冷蔵庫内は意外にもカビのはえやすい環境です。だから庫内にある製氷機もカビが発生しやすいのです。

製氷機には塩素を含む水道水を

<img src=”puppy.jpg” alt=”製氷機の氷には水道水”/>

このように冷蔵庫内はカビがはえやすい環境。だから自動製氷機には塩素を含む水道水が適しています。塩素の殺菌作用によって、カビや雑菌の繁殖を抑えてくれます。

殺菌効果は冷蔵庫内では10日程度は続きます。なので氷を作る水には保存のきく水道水が向いているんですね。

カルキ臭が気になるときは

自動製氷機に使う水には水道水が向いていますが、カルキ臭が気になる人もいるのではないでしょうか?カルキ臭が気になる場合は水道水を沸騰させましょう。

ただ沸騰させると塩素が抜けるので雑菌が増えやすくなります。なので沸騰した水道水を使うなら、製氷機の掃除回数も増やしましょう。これはミネラルウォーターで氷を作るときも同じです。週に2~3回は掃除をしてください。

なおカルキ抜きをした水やミネラルウォーターの氷は傷みやすいです。1週間を目安に早めに使い切りましょう。

製氷機のお手入れ法

<img src=”puppy.jpg” alt=”製氷機のお手入れ法”/>

水道水を使っても自動製氷機の掃除をおこたると雑菌やヌメリがついてしまいます。これは水道水に含まれる塩素の濃度が時間が経つと低くなって、殺菌作用が薄れていくからです。なので水道水でも自動製氷機の定期的な掃除は欠かさないようにしましょう。

自動製氷機は給水タンク、製氷皿、貯氷タンクの3つの部分に分かれています。なかでも給水タンクは冷蔵庫内にありカビがはえやすいです。週に1回を目安にお手入れをしてください。

一方冷凍庫内の製氷皿、貯氷タンクは月に1回程度のお手入れでOKです。冷凍庫内は氷点下に保たれていて雑菌が繁殖しにくいためです。

製氷機のお手入れは基本的には水洗いだけで十分。ただ汚れがひどいときは、食器用洗剤や塩素系の漂白剤を使いましょう。なお洗剤や漂白剤使ったあとは、流水でしっかりすすいでよく乾かしてください。

氷のニオイが気になるときは

氷のニオイが気になる場合は本格的な洗浄をしてください。市販のクリーナーなら簡単です。クリーナーは着色されたクエン酸が主成分です。なのでクエン酸でも代用できます。

クリーナーを使った洗浄は次の手順で行いましょう。

<クリーナーによる洗浄の手順>

・製氷機から水や氷を出し、浄水フィルターを取り外す
・給水タンクにクリーナーと水道水を入れる
・誤って食べないように冷蔵庫に「洗浄中」の張り紙を貼る
・給水タンクを戻して製氷
・製氷された色つきの氷は捨てる
・再度給水タンクに水を入れ製氷
・製氷を2~3度繰り返し氷に色がつかなくなれば洗浄・除菌が完了

なお掃除の際には浄水フィルターやパッキンも点検してください。もし不具合があったり汚れが目立つときは交換しましょう。

自動製氷機にミネラルウォーターを使うとカビがはえる理由のまとめ

冷蔵庫の製氷機の水には水道水を使いましょう。水道水には殺菌作用のある塩素が含まれているため氷にカビがはえにくくなります。

一方ミネラルウォーターや浄水器の水で氷を作るとカビがはえやすくなります。ミネラルウォーターや浄水器の水には、塩素のような殺菌成分の含まれていないからです。

ただ水道水でも製氷機の掃除をおこたると雑菌やヌメリが発生します。カビ防止のためにも製氷機は週に1回程度の掃除は行いましょう。