炊飯器を使ったあと、いつもコンセントを抜いていないでしょうか?節電のためなら、コンセントは抜かないほうがお得です。
この記事では、なぜコンセントを抜かないほうがお得なのかその理由を詳しくお話します。
炊飯器のコンセントを抜くと損をする理由
一度設定した時刻やタイマーはコンセントを抜いてもリセットされませんよね。これは、炊飯器に内蔵されているリチュウム電池のおかげなんです。
リチュウム電池の寿命はおおむね4~5年なんですが、コンセントを抜いたままだと少しずつ電池が減るために3年もたないこともあります。
リチュウム電池の役割
炊飯器のリチュウム電池には次のような役割があります。
○コンセントを抜いているときの電源
コンセントを抜いているときはリチュウム電池で時刻表示します。
○記憶維持
リチュウム電池によって炊飯コースやタイマー設定などの記憶を維持しています。
リチュウム電池が切れると
リチュウム電池が切れると次の機能が使えなくなります。
○時刻表示されない
コンセントに差せば時刻表示されますが現在時刻ではないため時刻合わせが必要になります。
○タイマー予約が記憶されない
コンセントに差せばタイマー機能は使えますが記憶が維持されないので、毎回一から設定しないといけません。
○電池切れのサイン
リチュウム電池は寿命が近づくと時刻表示がずれたり、うすくなったりします。
リチュウム電池の交換
リチュウム電池が切れたらメーカーに依頼して交換してもらいましょう。交換すれば、タイマー機能も復活します。
○交換費用
メーカーや機種によって異なりますが、おおむね8,000円ほどの交換費用がかかります。
○自分で交換したい
リチュウム電池は通販でも購入可能。自分でも交換できますが、それなりのスキルが必要です。故障の原因にもなりますので、メーカーに依頼したほうが安心です。
○待機電力との比較
炊飯器のコンセントを抜いておけば待機電力がかからないため電気代の節約ができます。
※待機電力~家電などを使っていないときにも消費される電気のことで、おもにタイマーや時計の機能維持のために使われる
ただ、炊飯器の待機電力に使われる電気代は1ヶ月で10円~20円ぐらい。5年でも600円~1,200円ほどなのでコンセントを入れっぱなしするほうが断然お得です。
コンセントのメンテナンスも忘れずに
炊飯器のコンセントを入れっぱなしにしておくなら、トラッキング現象を防ぐためにもコンセントのメンテナンスも忘れずに行いましょう。
※トラッキング~コンセントとプラグの間にホコリがたまって、そのホコリが空気中の湿気を吸収し電気の通り道(トラック)ができることによって起こる発火現象
トラッキング現象はホコリや湿気の多い場所のコンセントで起こりやすいです。トラッキング現象を防ぐため、次のことに気をつけてください。
・定期的な掃除
プラグを定期的に掃除してホコリをためないようにしましょう。
・使っていないコンセントにはフタをする
使っていないコンセントにはフタをして差し込み口にホコリが入らないようにします。
・コンセントの位置に気をつける
炊飯器のプラグに蒸気がかからない場所のコンセントを使いましょう。
炊飯器はコンセントを抜くと損のまとめ
家電製品は使用しないときにコンセントを抜いておくと、待機電力がカットされるため節電に役立ちます。
ただ、炊飯器は待機電力の電気代よりも電池の交換費用のほうが高額です。なので電池の消耗が少なくてすむように、使わないときもコンセントは差したままにしておきましょう。